昨年２月国交省が「令和４度中に富士川へ河川維持流量を設定する。」との国会答弁を行い、富士川維持流量検討会が１０月に設置されるなど、維持流量設定に向けた手続きが進んでいます。

　私ども漁業協同組合が対象とする淡水魚は、河川流量に比例し生息量が増減します。このため、河川環境復元、地域農業及び再生エネルギーとの共存が図られた上で、本来河川を流れていた水がなるべく多く富士川を流れることが、私たちの願いであります。加えて、現在の維持流量設定手法にはいくつかの問題点があり改善すべきと考えられます。

　そこで、国土交通大臣宛の要望書を、本件を所管する国土交通省関東地方整備局甲府河川国道事務所へ、山梨県漁業協同組合連合会、富士川漁業協同組合及び早川漁業協同組合の連名で提出しました。

　要望がかなうことを期待したいと思います。

追記：維持流量の増加を既存の水利権を考慮することなく要望したニュアンスでの報道が一部でありましたが、前述したとおり「河川環境復元、地域農業及び再生エネルギーとの共存が図られた上で、本来河川を流れていた水がなるべく多く富士川を流れることが、私たちの願いであります。」が、前提となっていることをご承知ください。