岐阜県自然共生工法研究会 & 岐阜県自然工法管理士養成講習会
10月22、23日に岐阜県自然工法管理士養成講習会を受講してきました。
この制度は、岐阜県独自のもので、2日間にわたり講習会を受けた後、小論文のテストがありますが、、、、。
その前日に関係者と共に、岐阜県建設研究センター、岐阜県河川課・技術検査課の皆さんから、岐阜県における川づくりの取り組みについて話を伺いました。これがなかなか凄い。
清流長良川を有し、アユが県の魚となっているだけあって、岐阜県における自然共生に向けての取り組みは、システムとしてしっかり確立されています。
その中核となる組織が自然共生工法研究会であり、人づくりが自然工法管理士の認定制度となっています。
お話を聞くと「検討すべき点もある」とのことですが、そもそも多くの県にはこのような仕組み自体が存在していません(宮崎県と三重県の一部を除く)。
学ぶ点が多すぎて、メモ書きがぐちゃぐちゃです(字が下手なだけか?)。
翌日と翌々日は、朝から夕方まで講習です。
最終日の22日に小論文があるので、席が一つおきになっていますが、当日の受講者は70名弱。更新講習の方はWEB参加の方も多いようです。
認定受講者は、全国に約2,800名もいるそうです。
全12講座が2日間にわたりほぼビッチリ詰まっていて、講義の内容も広範囲です。
受講者の殆どは、施工業者とコンサルです。なぜならこの認定を受けることによってメリットがあるからです。それがこの認定事業の大きなポイントです。少し詳しく書くと
【業者格付の主観点数への反映】
審査要領に基づき、業者格付に「主観点数」を導入し、その中の「環境配慮状況」という項目で自然工法管理士の雇用人数を評価。1人当たり2点で最大10点まで加算。
【総合評価落札方式による評価】
品質確保促進基準に基づき、簡易型の評価項目・評価基準の例として、自然工法管理士の配置を評価。
このような形で、発注者にも、施工業者にも、河川環境にもプラスになる、「三方よし」の岐阜県。これに倣って良い川づくりを進めるようにしたいと思います。
岐阜県の皆様には色々な情報提供とご指導をいただき、有り難う御座いました。
小論文ですか・・・・、聞かないで下さい orz
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