12月4・5日、青森市の青森水産ビルで「ワカサギに学ぶ会」が開催されました。この会は北海道の「網走のワカサギに学ぶ会」が発展し、全国的な会として開催されるようになったものです。参加者は、国の水研、大学、各県の水産試験場そして漁業関係者の方々ですが、今年も70名近い参加者です。

 

　・余呉湖におけるワカサギの自然産卵による資源加入の可能性

　・諏訪湖の湖岸におけるワカサギの産卵状況

　・食品添加物を用いたワカサギ発眼卵標識放流と資源状況の評価

　・山梨県におけるワカサギ増殖

　・栃木県における地場産ワカサギ卵生産の試み

　・夏季高水温がワカサギ資源に与える影響

　・2025年の八郎湖のワカサギについて

　・阿寒湖におけるワカサギ遊漁利用量推定の試み

　・網走沿岸の遡河回遊型の海域生活について

　・小川原湖のワカサギ漁業について

　・小川原湖と十和田湖のワカサギ耳石年齢査定の試み

　・釣り場環境ビジョンコンセプトに基づく事業

 

　会場では、活発な意見交換が行われましたが、外は2日間とも雪、北国を満喫してきました。

 

 

　自然産卵に関する研究や標識放流の実施など、今後の資源維持につながるであろう興味深い発表が多数ありました。

 

　開催にご苦労された青森県産業技術センター内水面研究所の皆様には、深く感謝申し上げます。

 

　これらワカサギの研究が更に進み、毎年安定した資源が確保され、漁業と遊漁の振興が図られることを期待したいと思います。

 

　さて、今年も山中湖、河口湖、西湖、精進湖ともワカサギが好漁です。

　釣果情報はこちらから、山中湖、河口湖、西湖、精進湖（西湖と精進湖は各釣り宿へお問い合わせ下さい）。

　お越しをお待ちしています。

　当方の発表スライドはこちらです。参考まで