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漁場環境保全の活動 早川水系の合同パトロール

 早川の濁水問題もかなり改善されたことから、最近は隔月で実施している合同パトロールが12月4日に行われました(合同パトロールの記事は、申し訳ありません。業務多忙のため数回パスしています)。

 

 

 今回は県峡南建設事務所身延支所が行う、魚類生息環境改善のための水制工や投石の設置現場を視察します。県水産技術センター、富士川漁協、早川漁協、コンサルタントと共に3カ所の現場を見て回ります。

 

 本事業は富士川水系の濁水問題が大きな課題とされときに、山梨県土整備部と国交省の甲府河川国道事務所が中心になり、河川環境改善のために立ち上げられた「アユプロジェクト」の一環となる事業とのことです。このようなお話、我々漁業関係者にとっては、大変有り難いことです。

 

 

 設置予定場所で、設計コンサルタントも含め意見交換が行われました。土砂移動が激しい現場なので設置維持には苦労しそうです。

 

 

 当日の早川の水は非常に綺麗で、透明度が1m以上あると思われましたが、・・・・・近傍の川の石を持ち上げると泥が巻き上がりました。

 

 こぶし大の石がある川底に泥が溜まるのは、自然の濁りで生ずることは先ずありません。人為的な影響でしょう。

 さて、どのように対応しようかと悩みつつ第二の現場へ。

 

 

 

 水制工の設置場所、規模、向き等に付いて意見交換をしていると、落ち葉が沢山流れだし、水が増えつつ急に濁ってきました。

 

 

 この水量の増加と濁りは発電施設の可能性が高いということで、雨畑川と早川の合流点へ。到着してみると早川本流の濁りです。この上流には発電施設何カ所もあるため全てを確認するのは少し大変です。そこで建設事務所の方に追って確認してもらうことになりました。

 

 

 3箇所目は既に透過型の水制工が設置されている箇所です。護岸際に澪筋が寄っているため、その改善方法について協議をしました。水の濁りはかなり取れてきましたが、先ほどの透明感はありません。

 

 

 

 この場所は砂利採取工場の脇にあるので、ついでに脱水汚泥の堆積保管状況も確認してきました。適正な処理が引き続き行われることを望んでいます。

 

 その後、建設事務所の方から連絡があり、上流にある東京電力取水施設の沈殿池が排砂・放水していたとのことでした。

 ある程度大きな出水時の排砂であれば、生息魚類に与える影響も小さいはずです。このような状況を改善するため、今後発電を行っている4機関と協議を行う必要性を強く感じました。

 

 さて、途中からアユプロジェクトの整備とずれた内容になってしまいましたが、今後良好な環境整備が行われることを期待したいと思います。

2023年12月12日(火)

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