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泉川河川改修予定地の現地視察

 北杜市大泉を流れる泉川の改修計画があり、環境に配慮した整備を進めるため、県治水課、中北建設事務所峡北支所の案内で、山梨大学、県水産技術センターと共に2月27日現地視察へ行ってきました。

 

 

 泉川は、八ヶ岳南麓の湧水群の中でも湧出量の多い「大泉大湧水」を水源としています。周年10.5度と水温が変わらない湧水を利用して、湧水直下には東京海洋大の研究センターとマスの養殖場があります。

 

 

【東京海洋大のHPから転載】

 

 泉川の回収予定地を歩いてみると、ほぼ両側がほぼ直線的に護岸されているものの、流路には大きな石もありステップ アンド プールが続いて中々良い感じです。流量は目測で20㍑/sec程度かな。

 

 

 顔を上げると八ヶ岳(編笠、権現、赤岳)、手前はホトケノザが一面に咲いていて良い景色。

 

 

 そのような中を移動し現地の状況と図面を眺めつつ、山梨大の大槻先生から種々アドバイスがありました。

 

 

 直線で計ると1/10近い急な勾配です。改修で流路を直線化すると更に勾配が急になるため、それを解消する落差工を設けることになります。こうすると治水上良好な排水路になりますが、今回の現地視察の目的は環境に配慮した改修です。

 

 多自然川づくりの要点である「水際線を短くしない」、「流速を速くしない」を守るためには、現状の流路形状を維持しつつ、河川区域となっている土地を有効に活用して貯留しつつ、安全にかつ多様性に富んだ環境を保全することがポイントとのアドバイス。

 

 当方が、土木関係者に話しをさせていただく際の「流路形状は変えない。河床の石は持ち出さない。瀬淵構造を維持する。」と真意は同じです。

 

 

 

 直線化され落差工が設けられないようにして、現在の蛇行している流路形状をどこまで活かした設計となるかが設計の大きなポイントになりそうです。

 

 

 水産屋から見ても、このような蛇行部分は是非残して貰いたいところです。土木の研究者・技術者の方から根拠に基づき的確に意見を言えることの重要性が認識された現地視察でした。

 

 設計がどのように仕上がるのか、とても楽しみです。

 

 

 ただし、この日失敗したのは、折角出てきたイタチの撮影ができなかったこと。巣穴だけはしっかり確認していたのですが、チョコチョコと歩く姿に見とれてしまい、写真は次回にお預けです。

 

 

 

2026年3月14日(土)

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