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ヤマトイワナを守りたい

 6月23日の午後、早川漁協事務局のある町民会館で、早川水系のヤマトイワナの保全ついて協議が行われました。

 総勢9名。早川漁協、県庁、県水産技術センター、県漁連の担当者と今回、保全に関する要望を行ったYさんです。

 

 

 早川に生息するイワナは、黒部源流の次ぐ日本で2番目の高所に住むイワナで、体色に白斑がない(又はかなり少ない)ヤマトイワナです。

 このヤマトイワナ保全のため、早川漁協においては上流の野呂川において、禁漁区やキャッチ アンド リリース区の設置が既に行われています。

  

 

 また、これら渓流魚の在来個体群(純系)の生息水域については、従前の水産技術センターの調査により早川以外の県内全域において保全すべき水域が特定されています。

 

 そして、これら水域を保全するため、漁業協同組合以外の者が種苗放流を行う場合には、県内水面漁場管理委員会の承認を得ることが委員会指示として決まっています。

 

 

 これらの状況を踏まえ、ヤマトイワナ在来個体群生息水域の保全方法や漁場としての活用、ニッコウイワナの放流された水域の取り扱い等について活発な意見が交わされました。

 

 早急な対応が難しい問題もありましたが、C&Rの規制方法についてバーブレスやシングルフックの規定を追加する等、具体的な提案も行われました。

 

 本日の協議により、ヤマトイワナ在来個体群を次世代へ確実に引き継ぎ、かつ内水面漁業の振興が図られることが期待されます。

2025年6月23日(月)

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