11月16日、長野県松本市で「ワカサギに学ぶ会」が開催されました。この会は北海道の「網走のワカサギに学ぶ会」が発展し、全国的な会として開催されるようになったものです。今回はコロナ明けで久しぶりの対面開催になりました。国の水研、大学、各県の水産試験場の方々の発表や報告が8課題行われました。

　その内容は、我々漁協関係者が行うワカサギ増殖事業に役立つものが多かったと思います。
　個人的には、近畿大学の亀甲先生から報告のあった「余呉湖におけるワカサギの自然産卵」が、綿密な調査データに基づく内容で、今後の資源管理にとって重要な情報を数多く含んでいると感じました。

　また、長野水試からは可搬式ワカサギふ化装置の実物の展示もありました。

　関係者にとってはとても興味深い本が近日中に発行されるとの情報もあり、充実した会議となりました。