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投石による漁場改善

 富士川本流における砂利採取の影響を軽減するため、甲府河川国道事務所富士川中流出張所の山田所長さんと過日打合せをしました。その際に「砂利採取時に出る大きな石を持ち出さず採取場所に埋設する場合がある。その石を使って漁場環境の改善につながるのであれば、流路内に入れることもできるが如何か?」との提案がありました。

 

 とても有り難い話ではありますが、これまで県内でそのような事例はないので中々難しい話です。そこで県水産技術センターの協力を仰ぐと共に、福留脩文氏の近自然河川工法の研修を直接受け、県内における多自然川づくりに詳しいハヤテ・コンサルタントの梶原誠さんに現地踏査へ同行していただきました。

 

 

 

 11月14日に採取業者さんも含め、みんなで相談して見ましたが、中々決まりません。さてどうしましょう。

 

 

 ガンガン瀬の落ち込みを、2段に分けたいところですが、少し遠いのと、余りに流れが速すぎます。

 

 

 

 この平瀬は岸上に砂が貯まっていることから、投石した石が埋まることも考えられますが、結局この平瀬に岸際に、長さ50m、幅10mの範囲で厚さ50cmぐらい石を敷くことにしました。石が残ることを期待したいと思います。

 

 

 その後・・・、 水産技術センターが事前調査を12月2日に行うことになり、お手伝いに行かせていただきました。

 

 

 砂利採取の現場へ向かうと、

 

 

 

 既に川岸には投入する石が準備されています。

 

 

 芦沢研究員ドライスーツで気合いが入っています。それでも寒い!!

 

 

 

 このようなことに協力していただいたみなさんに、感謝したいと思います。

 けれども、この石でどこまで漁場が改善されるか。 結果は来年のアユ釣りで分かりますが、それまでは、皆さん期待半分、不安半分。

 

2022年12月9日(金)

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