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出るか尺アユ Ⅲ 出ました尺鮎!!

とうとう出ました 富士川の尺鮎です。

【写真は、富士川漁協のHP  から引用】

 

 その後も泣き尺は、次々出ているようです。良かった。そして長かった・・・

 

 平成3年遡上を阻害していた四ヶ郷堰の魚道が改修され、平成8(1996)年にダイワ大鮎コンテストA地区を総なめにした富士川。

 

 

【写真は、雑誌「つり人」1997年2月号  から引用】

 

 

  年度によるばらつきはあったものの、平成21年まで大鮎は釣れ続けていました。

 

 

【山梨県水産技術センター事業報告書、第40号、魚拓による大型アユ釣獲状況の検討から引用】

 

 

 しかし、平成23年早川水系にある八潮崩れで大崩落が生じ、その後濁りが常態化。

 

 それ以降富士川本流は灰色の川と化しました。

 

 

 

 

 常態化した濁りに乗じ、河川工事による濁りや砂利採取業者による脱水汚泥の不法投棄なども加わり、アユが住めるとはいえない環境になってしまいました。

 

 そのような中、山梨大学・山梨県立大学・本流堂と共に開催したワークショップ、峡南建設事務所身延支所の提案で開始されたと漁業関係者と合同で行うパトロール、甲府河川国道事務所中流出張所が提案してくれた投石による瀬の造成、発電事業者の前向きな協力、そして静岡新聞の報道等、色々な方々の多様な対応の成果が、富士川の環境の再生に結びつき、ようやく今年尺鮎が釣れるようになったのだと思います。皆様のご協力に心から感謝いたします。

 

 ただし、まだまだ課題はあります。設定はされたものの流れていない維持流量、沈砂池排砂のタイミング、流量が多すぎる魚道、そして魚道のない堰堤等、課題解決のため引き続き皆様のご協力をお願いしたいと思います・・・が、取りあえずひと喜びです。

 

 【山梨県水産技術センター事業報告書、第40号、魚拓による大型アユ釣獲状況の検討から引用】

 

 さて、尺鮎のピークはこれから・・・・、といっても残り1ヶ月です。悔いの残らないよう残り少ないシーズンをお楽しみ下さい。

 

 そう、出かけるなら「今でしょ

 

 

 

2025年9月2日(火)

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