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漁場環境保全の活動 その8 砂利採取に関する勉強会①

 今回は早川砂利協同組合と県の峡南建設事務所身延支所が合同で行っている勉強会へ県漁連でも参加させていただき、河川環境保全についての考え方を説明しました。その様子を2回に分けて報告いたします。

 

 勉強会は721日、早川町役場2階の会議室で行われました。早川砂利協同組合の網野理事長はじめ組合各社、峡南建設事務所身延支所の市川次長と担当リーダー、それに当方県漁連とその他関係者で、合計で十数名の方々が出席されました。

役場.jpg早川町役場

 

 挨拶の後、砂利組合からの情報提供として、毎月各社の施設周辺で道路清掃等の環境整備を行っていることや、周辺住民から要望のあった砂利運搬車の安全運行についての実施していることなどについて状況報告がありました。その後に、いよいよ当方からの話題提供です。
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当方からは「水生生物と河川環境」と題し、20分ほどパワーポイントのスライドを用いて、お話をさせていただきました。その際に配付した資料が次のものです。

 

配付資料1.jpg


先ず、川にはどんな生きものがいて、どんな関係にあるのか。川の中では石に生える付着藻類や流下物を水生昆虫が食べ、それを魚やカワガラス、カワネズミ等の生物が食べ、食物連鎖がつながっていること。渓流魚が生きてゆくためには食べ物だけでなく水量、水質、連続性、多様性、攪乱が魚の生息に必要なことを足早に説明しました。

次に、魚に影響を与える要因として、写真を用いて具体的に状況を知ってもらいます。



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 手前の水路にほとんど取水され、川に水が無くなっている


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何処も同じ水深、同じ流速なので、避難・産卵・接餌・休憩の場所が揃っていない。

パワポ-03.jpg
落差下流がタタキで水深が無いと、遡上できず、降下する際にも衝撃を受ける


パワポ-02.jpg発電用取水だけで無く農業用の取水が大きな影響を与える場合もある

パワポ-05.jpg
 生物への配慮がされないと河川改修で直線化され瀬淵構造が消失する場合がある

 

その後、早川では水質のうち、特に濁りが生物の生息に大きな影響を与えていると考えられること。増水時の川の濁りは問題視しないのに、なぜ河川工事など人為的な濁りを問題とするのか。人為的な濁りが川底や生物にどのような悪影響を与えるのか。について丁寧に説明を行いました(濁りがなぜ問題なのかについては、次回で詳しく説明したいと思います)。

これらの説明を行った上で、資料の最後にも書いたとおり、早川における濁りの発生には、崩壊地、河川工事、砂防工事、沈殿池の排砂、河川内道路の流出及び砂利採取上での発生などいろいろな事象が影響していると考えられ、今後各方面の関係者と協議が必要と考えていることを説明しました。出席者の皆様には、砂利採取場で洗浄水の漏出防止と汚泥の適切な処分に注意していただくことをお願いしました。(次回、勉強会の後半へ続きます)




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