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漁場環境保全の活動 その6 第2回合同パトロール②

富士川の水質環境保全のため令和3年6月23日に関係者で行った河川巡視の報告です。今回は雨畑川の土砂搬出のための運搬道路の施工状況及び雨畑川上流の濁りについてです。

なおこれ以降に梅雨の大雨で早川流域には200mm以上の降雨がありました。運搬道路等の施設に被害は無かったとのことでしたが、濁りの発生状況についてはかなり様子が変わっていると思われます。

 

○ 雨畑川運搬道路

雨畑ダム湖上流に堆積した大量の土砂を搬出するために、ダム湖の横からダム堤体の下流にトンネルが掘られています。このトンネルにはベルトコンベアが設置され、ダム堤体下流へ毎日11時間土砂を搬送する計画になっています。そこから下流は川岸の仮設道路で搬出が行われていましたが、増水時には運搬道路が流出してしまうことがありました。このため増水の被害を回避し、効率的に堆積土砂を搬出するための道路整備が行われています。

 

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地図上の赤線が運搬道路、黒線が土砂搬出用のトンネルでベルトコンベアが設置されている

 

 雨畑ダム湖上流に堆積した土砂の搬出は、ほぼ計画通り進み雨畑川の運搬道路もかなり整備されつつあります。今後は早川本流で流下断面を十分確保できる箇所においては、早川河川敷内に仮設の運搬道路の整備を進めるとのことでした。

 

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土砂搬出用ベルトコンベアのトンネル出口


 

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Volvo40ton重ダンプ(約8千万円)!

 

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運搬道路の施工状況

 

運搬道路は50年確率の出水を想定した流下断面を確保して設置されているそうです。低水路の川岸は巨石で、一段上がった護岸のきわは根固用袋材(ボトルユニット)で保護し、法面は砂防事業で用いられていソイルセメントで固めてありました。ソイルセメントの強度は10N/mm2以上出ているとのことで、コンクリートには劣るものの土羽の護岸に比べれば、洗掘にかなり強いとのことでした。

ただし、ボトルユニットの耐候性や耐摩耗性は高いというものの、ポリエステル製であり最終的には破損・摩耗して海へ流出するであろうことを考えると、その利用については検討をする必要があると思われました。

 

○ 雨畑ダム湖及びその上流での濁り(その4の水系図を参考にして下さい)

東京発電の放水は、雨畑川上流・御馬谷・奥沢からの取水であるため濁りはなく清冽でした。御池の沢の水には濁りは認められず、ダム湖内で流路に触れる掘削は行われていなかったのですが、ダム流入部の雨畑川は酷い濁りで、透視度は5.3cmしかありませんでした。

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御池の沢合流直上の雨畑川。

 

○ 稲又谷川

 雨畑川の濁りの原因を確認するため、上流で濁りが発生すると考えられる稲又第3堰堤へ行って見たのですが、堰堤直下の水はきれいでした。堰堤上で復旧工事は行われていましたが、濁りの出る作業ではないとのことで、この時は濁りの原因は分かりませんでした。

(この原因について、峡南建設事務所身延支所が自ら調査しています。次回の保全活動 その7 に続きます)


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稲又谷川の流れは清冽でした。

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