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漁場環境保全の活動 その2 第1回合同パトロール②

富士川の水質環境保全のため令和3年521日に関係者で行った河川巡視の報告です。前回の雨畑川に続き、今回は早川本流にある2つの砂利採取工場の排水対策の状況です。

 

○ 洗浄排水処理施設

洗浄水は沈殿分離槽(シックナー)で凝集沈殿材を添加され、沈殿物と処理水になる。沈殿物は脱水圧搾装置(フィルタープレス)で脱水され、汚泥(脱水ケーキ)となって排出される。

シックナー.png

参考:一般的な砂利洗浄排水処理フロー

 (引用元:()マキノのHP http://www.makino-co.co.jp/products/roka/roka01/


 処理水のうわ水が、場外に排出されていた。透視度は目視で1030cm程度であったが、水量は約10Lsec程度であり、本川の透視度に大きな影響は与えていなかった。


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手前:未処理水、奥:処理水

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シックナー(沈殿分離槽)


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フィルタープレス(脱水圧搾装置)


○ 脱水ケーキ(汚泥)の処理

 脱水圧縮装置から落下した脱水ケーキが満杯になった時に、指定された産業廃棄物保管場へ、産業廃棄物運搬許可を受けたダンプで搬出する。車の都合がつかない時などは、場内の仮置き場へ一時搬入し、後日移送する場合もある。
 現在の保管場所は、民有地を借地している。堆積していた量はおよそ20×20×3m程度あった。
 汚泥堆積場所は河川敷外にあり、降雨により河川に大量に流出する可能性は低いと思われた。

 

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フィルタープレスから落下した脱水ケーキ


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汚泥仮置き場


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汚泥堆積場所


保管場所.png
汚泥堆積場所の表示

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製品の砂利山


○ まとめ

 土砂の採取時や河川内道路の修復時に、なるべく流路に触れず濁りが出ないように作業してもらいたい。また汚泥の処理を適切に行い流出がないようにしてもらいたい旨要請を行い、了解を得ました。
 また、洗浄用水取水のため引き込んだ河川水が早川へ戻る量(オーバーフロー)が多いと、濁水の発生と関連しているのではないかと危惧する人もいる。このため流量を減らすことはできないか聞いたところ、上流の取水量変動による水位変化が大きいため、ある程度の量を引き込まないと取水できないとの回答であった。

 

 今回のパトロールを通じ、参加した関係者の認識も深まったと思われます。また、砂利採取業者が河川の濁りについて注意し、配慮してもらえることを期待したいと思います。
 今後も河川管理者の協力を得ながら、巡回パトロールを随時実施したいと思います。

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